スバル インプレッサ WRXSTI

ホワイトボディで駆け抜ける　完成度MAX G型GDB

1992年のデビューから間もなく30周年を迎えるインプレッサシリーズ。今やWRX系統はハイパフォーマンススポーツとして車名が独立、先日のEJ20エンジンの生産終了とともに、一旦その歴史の幕は下ろされた。GC8/GDB/GRB/GVB/VABと同型のエンジンを積みながらも、それぞれに個性があり、今後も語り継がれて行くのは間違いないだろう。
今回入庫した車両はGDBのG型通称「鷹目」である。モデルの中で２回もフェイスリフトを行い、ボディデザインの迷走が話題になった事でも有名だ。鷹目にマイナーチェンジ後の主な変更点としては、エンジン制御を変更しややマイルドな加給特性にしつつ、最大トルクは4400rpm時で43kg/fmと約7％のパワーアップ。これはトルクに関していえば現代のVAB型と同等の数値をを叩き出している。 マイルドと言ってもそのトルク感は強烈で、全身の血液が沸き立つ感覚は病み付きになるスバリストは多いだろう。
その他LSDをトルク感応式に変更、リアディフューザーやリアガラス上部の整流ウイングの装備、内装でもシートにホールド感向上の滑り止め加工や、D型以降ではホイールピッチを114.3に変更するなど細かい変更点は多岐にわたり、メーカーとしての拘りを感じる仕上がりだ。今回入庫の車両はピュアホワイトのボディに青ラインのSA-60Mが映える１台。ライトカスタム仕様だが修復歴もなく懸案のタイミングベルトも交換されている。即納可能なコンディションだ。

◇アプライトＧ型◇ＳＴｉＧｅｎｏｍｅブースト計・油温計・油圧計◇３連メーターフード◇アペックスＲＳエボリューションマフラー◇ウェッズＳＡ－６０Ｍ◇スリットローター◇Ｂｒｅｍｂｏ◇タイベル交換済