ホンダ NSXベースグレード

日本自動車史に残るスーパーカー　our dreams come true

唯一無二ののジャパニーズスーパーカーであるホンダNSX。モータースポーツでの活躍や2016年に発売された現行モデルも印象的だが、それも全て初代モデルの成功によって生み出された産物だといえよう。
1990年に発売がスタートしたが、発売に至るまでのプロセスも未だに語り継がれており、ニュルブルクリンクを拠点に8ヶ月に渡るテストを実施したり、ベンチマークとしていたフェラーリ328を超えるハンドリングを実現する為にアイルトン・セナ等、現役F1ドライバーを開発に関与させるなど、そのストーリーは魅力的そのものだ。こうして完成したNSXは世界初となる「オールアルミモノコックボディ」を採用、MRレイアウトされた3000ccVTECを搭載した正にスーパーカーと呼べる仕上がりとなっていた、今尚その評価は揺るぐ事はなく、日本車全体で見ても記念碑的なモデルである。
今回久しぶりの登場となるNSXはNA1-140系と呼ばれるAT仕様のベースグレードだ。マイナーチェンジ後のH10年式と現存する初代NSXの中ではかなり車歴の若い車両である。走行距離も67000kmと控えめで、光り輝くカイザーシルバーのボディがそのコンディションの良さを主張する。商品化に際してNSXの泣き所であるステアリングラックを新品に交換した事も見逃せないポイントだ。AT仕様では最高出力が265PSと抑えられているが、トルクはほぼ同等の30.0kg・mをマーク。
大排気量NAエンジンならではのゆったりとした乗り味を楽しむ事が出来る。値は張るもののそれだけの価値があることもまた事実・・・検討に値する魅力的な1台と言えるだろう。

◇ＮＡ１－１４０系◇ＩＩ型◇カイザーシルバーＭ◇Ｃ３０Ａ型ＶＴＥＣ◇車輌オリジナル◇Ｆｒ１６インチＲｒ１７インチ◇レザーパワーシート◇クルコン◇ＳＡＮＹＯオンボードナビ◇ステアリングラック新品◇ＥＴＣ