トヨタ MR-SSエディション

オープンドライブで味わう　MRの走り

先日ラインナップしていたハードトップ付きの低走行車両に続いて、またも後期のMR-SがGT-Garageに入荷した。
こちらも走行距離は55000kmという上質なコンディションの1台だ。グレードの「Sエディション」はインテリアにアルミパーツを採用したスポーツグレード。当時メーカーオプションとして存在していたハードトップを装着している以外はフルオリジナル仕様の1台だ。搭載される1ZZ-FEエンジンは最高出力で140psとスペックは控えめだが、1000kg程の車重にMRレイアウト独特の回頭性は十分なポテンシャルを秘めている。
リアヘビーの特性によりコーナーリング時のアンダーステアをアクセルで調整していくドライビングはレーシングカートの様な乗り味を味わえるため、峠のドライビングを楽しむにはもってこいの車種と言えるだろう。ちなみに先代のMR2と比較して独立したトランクスペースを持たない事から積載性などはかなり割り切った仕様となるため、購入の際には留意いただきたいポイントだ。
最近になって主人公の愛車がMR-Sという漫画もスタートし、発売当初と比べて人気が高まりつつあるMR-S。MRレイアウト・オープンドライブ・MT搭載という現代では中々お目にかかれない仕様にも関わらず、現在の価格で手に入るのはここ数年がラストチャンスだろう、程度の良いMR-Sをお探しの方には是非オススメしたい1台だ。

◇ＺＺＷ３０◇後期◇グレーマイカメタリック◇１ＺＺ－ＦＥ◇フルオリジナル◇ハードトップ◇スペアタイヤカバー◇純正ＯＰリアウィング◇純正１６インチＡＷ◇ＥＴＣ