日産 スカイラインGT-R

令和の世で味わう「マイナス21秒ロマン」

人気の高い第２世代スカイラインGT-Rの中でも未だに評価が分かれるBCNR33型GT-R。
R32型比でのニュルブルクリンク１周のタイムから「マイナス21秒ロマン」というキャッチフレーズでよりコンペティティブな走りを実現していたが、やや凡庸なエクステリアデザインや３ナンバー化など32Rの売りをスポイルした部分もあり、不人気な面も持ち合わせていた。ただ昨今その評価は見直されており、アメリカへ輸出されなかった事もあり年々プレミアが上昇し続けている。良質な個体は海外に輸出され、その希少性は高まっている。
メカニズム的にはR32比で高出力化やECUの増強、ボディサイズの拡大による高剛性化、ブレンボキャリパーの標準採用など確かな進化を果たしている。当店スタッフの視点では高剛性化がR32比で一番進化を感じとれるポイントである、実際に乗り比べるとその違いは歴然だ。
今回入庫の1台は走行距離が67000kmで修復歴の無い好コンディション。泣き所であるサビも見られず、エクステリア及びインテリアも良質だ。値は張るものの今後のプレミアも期待でき、33ファンであれば見逃せない物件であろう。
◇前期◇プラチナシルバー◇ＲＢ２６ＤＥＴＴ◇ＢＢＳ　ＬＭ１８インチ◇フジツボレガリスＲ◇ＨＫＳブースト計◇ｂｒｅｍｂｏ◇ＥＴＣ