トヨタ カローラ レビンGT

世界中で愛され続ける「Hachiroku」

頭文字Dでの活躍により不動の人気を誇るAE86型スプリンタートレノ/カローラレビン。「ハチロク」の愛称で呼ばれ今もドリフトの分野では現役のスポーツモデルだ。AE86は1983年5月にカローラ/スプリンターの4代目としてデビュー、大衆車のFF化が進む中でレビン/トレノのみFRレイアウトを踏襲し、前モデル同様のNAエンジンにストラット＆5リンクリジットの組み合わせとなっている。
エンジンは新規開発された名機と名高い4A-GEUエンジンを搭載し最大出力130PS/6600rpmをマーク、900kg余りのボディで軽快なドライビングを味わうことができた。旧式のメカニズムを採用したことでカスタムベースとしての汎用度が高く、ダートトライアルやドリフトなどモータースポーツの各分野で活躍を見せた。販売台数はレビン6万6000台/トレノ3万6000台と販売当初はレビンの人気が高かったが、現在はトレノの人気が高いと言われている。年々個体数も減少し状態の良い車両は絶滅危惧種と言える状態で、現在はプレミア価格で流通することが一般的となっている。
今回当店に入庫のカローラレビンは走行38000kmという驚きの低走行車両、GTグレードでオプションのパワーステアリング付きだ。エアロパーツは装着されていないが足回りはBLITZ×TE37、排気系はフジツボ×柿本の組み合わせ。オリジナルの意匠を持ちつつカスタムされており、修復歴こそあるもののコレクションとしてもお勧めできる1台だ。

◇後期◇フジツボエキマニ・フロントパイプ◇ｓｐｌｉｔｆｉｒｅシリコンパワーケーブル◇柿本ハイパーフルメガＮ１＋Ｒｅｖ◇ＢＬＩＴＺダンパーＺＺ－Ｒ◇ＴＥ３７Ｖ１４ｉｎ７Ｊ◇レカロＬＳシリーズ