三菱 コルトラリーアートVer.Rレカロ

ラリーアートの名は伊達じゃない！

三菱のスポーツカーと言えばランエボシリーズを筆頭に、エクリプスやGTO・スタリオンなどの名前を思い浮べる人が多いだろう。そんな中でも確かなポテンシャルを誇るホットハッチとして知る人ぞ知る存在なのが、今回のコルトラリーアートバージョンRである。
コルトRAはH18年5月に従来のラリーアートグレードに置き換わる形で登場した。5速MT車にはゲトラグ社製ミッションとザックス製クラッチを設定し、エンジンの高性能化、ボディの高剛性化など運動性能を高める改良を随所に施し、前後にオーバーフェンダーを採用してスポーツ感溢れるエクステリアデザインとなっている。
エンジンは4G15型1500ccMIVECターボを搭載、デビュー時のスペックで最高出力154ps/6000rpm、最大トルク21.4kg・m/3500rpmを発揮。1100kg程の軽量ボディと相まって、その走りはコンパクトクラスでは最速の部類だ。登場定員も4人と走りに特化したスポーツモデルである事が伺える。
これだけのポテンシャルを持ちながら、市場にはそれなりに状態の良い車両でも総額100万円前後で販売されているのが現状だ。国産のターボモデルでMTドライブを味わうにはコストパフォーマンスで最高クラスと言えるだろう。実用性も充分で初めてのスポーツカーにも推奨できる1台だ。この車両は特別仕様車となるレカロエディション。専用のレカロ社製フルバケットシートを採用するなどブラック調の内装と合わせて1ランク上の仕上がりになっている。その他にもラリーアート製を中心に数多くのカスタムが施されており買い得感の高い1台だ。

◇ＲＡＬＬＩＡＲＴリップスポイラー・リアウイング・フロアブレース・エンジンフードフィンパネル◇Ｄｓｐｅｅｄボンネット◇ＣＵＳＣＯタワーバー◇ＢＬＩＴＺエアクリ◇ＴＥＩＮ車高調◇柿本マフラー◇ＴＥ３７