日産 スカイラインGT-R

エンジンスペックはアンノウン・・・麗しの32GT-R

平成元年にデビューしたR32型スカイラインGT-R。年々その評価が高まる第２世代GT-Rの礎を築いた国産車の中でもエポックメイキングなモデルである。
日産の技術革新を目指した901運動の集大成を飾るモデルとして発売されたBNR32型は、専用設計となるRB26DETTエンジンを搭載し、電子制御4WDシステム「アテーサET-S」や4WS機構の「スーパーHICAS」など最新の電子デバイスが投入された。
発売当時そのポテンシャルは強烈で、実際に1990年全日本ツーリングカー選手権（JTC）に出場すると1993年まで全戦優勝となる29連勝をマーク、国内モータースポーツ史に燦然と輝く大偉業を達成している。総販売台数は4万台以上と歴代のGT-Rシリーズでも圧倒的なセールスを記録したが、現在は海外市場での人気が高まり、良質な個体は海外への流出が進んでおり、当店でもここ数年仕入れる台数が著しく減少している車両だ。
そんな中で約1年ぶりの登場となった今回の32GT-Rは走行距離は20万km近いものの、内外装共にその車齢を感じさせない美しい状態を保っている。エンジン内部にもしっかりと手が入り、NISMO製のアフターパーツで徹底したボディ補強も行われている。ハセミ製のエアロパーツとTE37SLで飾られたボディラインもスタイリッシュそのもので、走行距離や修復歴有という点を加味しても十分に検討に値する魅力的なGT-Rである。

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