三菱 ランサーGSRエボリューションⅨMR

4G63型MITSUBISHI RACINGの最終形態

2006年8月発売。このモデルをもって4G63型エンジンを搭載したエボは終了した。
Ⅸとの変更点はそれほど多くないが、タービン入口を小径化し標準装備としてチタンアルミ合金タービンホイールとアルミ合金コンプレッサーホイールに変わり出力トルクをそのままにレスポンスアップが図られらた。その他MIVEC制御やACDスーパーAYCのセッティングを煮詰め、全体的なファインチューンが為されている。ほぼ完成形と思われたⅨを最後まで速くするために煮詰めて市販化するあたりこの時代の三菱にはスポーツカーに対する情熱がひしひしと感じられる。
本車両はMonsterSport製品を多数使用しており、軽量化とトルクをキープできるよう極端な吸排気のチューンは控えられている。エンジルーム内の温度が上がりやすいエボはエアクリをむき出しタイプにしてしまうと吸気量は増える反面吸気温度が上がってしまいパワーやトルクダウンに繋がる問題がある。さらに排気系も抜けを良くしすぎるとトルクダウンの可能性。その点純正形状のBOXタイプエアクリにフロントパイプのみを交換した排気系統と派手さは無いがエボの特色を活かせる仕様となっている。

◇ＣＴ９Ａ◇シルキーホワイト◇ＭｏｎｓｔｅｒＳｐｏｒｔ（カーボンボンネット・リアスポベース・Ｉ／Ｃパイピング・クーリングプレート・フロントパイプ）◇カーボンインテークダクト◇エキマニカバー◇ｔａｎａｂｅサステックプロＴＥＡＳ◇Ｄｅｆｉ（過給圧・水温・油温・油圧）◇ＡＤＶＡＮＲａｃｉｎｇ　ＲＣＩＩＩＳｕｐｅｒＴａｒｍａｃ１８ＡＷ