三菱 ランサーGSRエボリューションⅥ

WRCでさらなる頂きを目指し進化させたモデル

ダントツの運動性能で好評を得たエボⅤをベースに、さらなるポテンシャルアップを図ると共に、'99WRCラリーレギュレーションへ対応するための外観変更を含めた内外観のリフレッシュを図るために開発がされた。
空気抵抗および冷却性能、またフロントリフトの改善として、ナンバープレートをバンパー左に移動。前面開口部形状の拡大とリアスポイラーの２段化で空力を改善させた。エンジン性能やトルク値に変化はないが、オイルクーラーをエボⅤに比べ２段増しにし、オイルラインの強化と冷却水の水路を一部変更することで熱対策がなされた。さらに、ピストンの裏側にクーリングチャンネルを設けオイルラインを作ったことで、ピストン表面温度上昇を抑える役割を果たしていた。
ただ、エボⅤで硬めのセッティングだった足回りが街乗りに向かないというユーザーの意見を受け、エボⅥではフロントのロールセンターを下げることで多少ソフトなセッティングを出したはいいが、結果競技シーンではそれが裏目に出て先代のモデルに勝てないという事態になった。
逆に言えば競技シーンを想定していないユーザーからすれば同じスペックで街乗りを楽しめる仕様なため、CP系をその方面で検討している方にはおすすめだ。

◇ＣＰ９Ａ◇アイセルブルー◇鋳造４Ｇ６３エンジン◇前後クスコタワーバー◇ＢＬＩＴＺサスパワー◇ＦＵＪＩＴＳＵＢＯマフラー◇ＫＴＳ車高調◇ターボタイマー◇ＫＥＮＷＯＯＤウーファー◇タイベル交換済み