三菱 ランサーGSRエボリューションⅩ

技術の粋を集めた　新世代ランサー

2007年ランサーエボリューションは4世代目と言える「Ⅹ」へとモデルチェンジを果たした。ボディはランサーの名を残すもののギャランフォルティスをベースに作成され、エンジンはそれまでの鋳造4G63からオールアルミブロックの4B11へと変更された。
重量は先代に比べる約100kgほど重くなってはいるものの、エンジンの軽量化もありフロントヘビーさはやや軽減されている。ボディ全体も先代と異なる意匠となり、高い冷却性能と空力性能を実現したジェットファイターグリルを採用した事で直線的で筋肉質なボディデザインとなっている。最大のトピックスは新開発されたAT免許でも運転可能なゲトラグ社製6速ツインクラッチSST搭載モデル（2ペダルパドルシフトAT）が設定された事で、賛否両論あったものの変速スピードの速さは驚異的で異次元の加速フィールを楽しむことができる。
今回入庫の車両は発売から初のMC後モデルであり、発売時は280PSに抑えられた最大出力を300PSへと引き上げられている。オプションのスタイリッシュエクステリアが装着され、要所にカスタムが施された事でより魅力の高い一台へと完成されている。耐久性の心配されるSSTミッションだが走行50000kmというコンディションではその心配も無用だろう。快適にスポーツクルージングを楽しみたい方にオススメの1台だ。

◇’０９ＭＣモデル◇ブリッツＳＢＣ◇Ｐｉｖｏｔスロットルコントローラー◇ＨＫＳ　Ｉ／Ｃパイピング・マフラー◇ＣＵＳＣＯストリートゼロＡ・ｅ－ｃｏｎ２◇アドバンＲＳ◇ＶＬＡＮＤシーケンシャルテール