トヨタ チェイサーツアラーV

令和に奏でる　1JZサウンド

且つてトヨタにはマークⅡ３兄弟と呼ばれた「マークⅡ」「クレスタ」「チェイサー」王道の3BOXセダンがラインアップされていた。それぞれ異なる性格を持っていたが、最もスポーツ志向の強いモデルがチェイサーである。前後のオーバーハングを切り詰めた精悍なエクステリアデザインに、スポーツグレードとなるツアラーV系では最高出力280PSを発揮する1JZ-GTEエンジンが搭載され、純正でMT仕様が選択できたこともありFRレイアウトのスポーツセダンとして人気を集めた。
昨今では世界中のドリフトシーンでその姿を見かけることが多く、重力級のボディで迫力のある走りを披露している。今が旬と言っても過言ではない1台だ。
今回ラインアップされたツアラーVは後期モデルの純正MT仕様。後期モデルではリアテールランプが丸目4灯タイプに変更され、衝突安全性の向上やインテリアの小変更が行われている。
個人的な意見であるが1JZエンジン搭載車のエキゾーストサウンドは、スポーツタイプの各モデルの中でも1,2を争う魅力的な快音を奏でる。ヤマハのエッセンスが注がれた魅惑のエンジンはそれだけでも所有する価値があると言える、病み付き間違いなしの1台だ。

◇後期ツアラーＶ◇ホワイトパール◇１ＪＺ－ＧＴＥ　ＶＶＴ－ｉ◇純正エアロ◇ＨＫＳハイパーマックスＩＩ◇ＢＬＩＴＺニュルスペックマフラー◇レアマイスター１８ｉｎＡＷ