三菱 ランサーGSRエボリューションⅧ

ノックメーター付きランエボⅧ

オリビエ・ブーレイによってデザインされた富士山型グリルを採用。通称「ブーレイ顔」と呼ばれていた事は有名だ。
このデザインの評判はイマイチで、グリル面積でラジエター冷却性能を低下させ、空気抵抗の増大を招いてしまい、性能を追求してきたランエボにとってらしくない退化となってしまった。
しかしながら、メカニズムに関しては大幅にポテンシャルを向上させておりエボⅧからトランスミッションを6MTに変更したのは大きなトピックスといえるだろう。AYCの構造を変更し、制御トルク量を増加させたスーパーAYCも採用。これにより操縦性が向上し、性能と共に評判も高まった。トルクもついに40kgに到達し、パワー、トルク共に素晴らしい進化を遂げた。
今回入庫のエボ8は、EVCに加えて珍しいノックメーターを装備している。ターボエンジンでは、ブーストを上げると簡単且つ効果的にパワーアップが可能だが、ターボエンジンのベストパワー、ブーストアップの上限は、ノッキングを起こす寸前にあることが知られている。ノッキングは、ブーストや点火時期、燃調、吸気温、ガソリンの質等、様々な条件の適否で発生の有無があり、色々なチューニングの結果、エンジンへの付加が増大しノッキングを起こすことがある。ノックメーターとはその値を計測するものだ。
先述のデザインにより人気薄な分、車両価格が控えめだが、メカニズム的にはほぼ完成されており、今一番オススメできるランエボといえるだろう。

◇CT9A◇エボⅧ◇クールシルバーメタリック◇HKS EVCブーコン◇フジツボマフラー◇導風版◇モンスターエキマニカバー◇ブリッツ　R-VIT R-FIT◇ノック◇デフィメーター◇ノックメーター◇ウェッツ17AW◇ブレンボ