三菱 ランサーGSRエボリューションⅢ

初のWRCチャンピオンを獲得 三菱に栄光を冠するエボⅢ

ランサーエボリューションは誰もが知る高性能スポーツカーとして有名だが、その誕生の経緯をたどればWRCでチャンピオンの栄光を掴む為に生まれた純血のラリーカーである。
三菱は1973年からWRCに参戦を開始し初代ランサーやギャランなどを用いて戦っていた。まずまずの戦績を残していたがチャンピオン獲得には至らなかった。しかしながら1993年にランサーエボリューションを投入するとリザルトは向上し、ついに1996年エボⅢを駆るトミマキネンの手により悲願の総合優勝を成し遂げたのである。
今回入庫したエボⅢはそんな三菱の記念碑的モデルである。WRCよりフィードバックを受けたエアロダイナミクスは大幅に進化を遂げ、各部エアダムの大型化・象徴的なウィッカー一体型リアウイングと迫力と機能性を兼ね備えたエクステリアとなった。エンジンも更に熟成が進められ圧縮比の向上によりエボⅡ比で10psアップとなる270psを達成している。それに伴い全方向に吸排気系や冷却系などを見直した事により耐久性も向上した。ランエボ第１世代ラストを飾るにふさわしいスペックである。
今回の個体は走行49000kmと低走行で、非常に魅力的な個体といえるだろう。今やかなり個体数が少ない車種のため状態の良いエボⅢをお求めの方には真剣に検討していただきたい1台である。

◇ＣＥ９Ａ◇ＧＳＲエボリューションＩＩＩ◇クィーンズシルバー◇４Ｇ６３ターボ◇Ｏ．Ｚ．１５インチＡＷ◇ＲＥＣＡＲＯ◇ウルトラプラグコード◇Ｄｅｆｉブースト計◇ＲＡＬＬＩＡＲＴシフトノブ◇タイベル交換済