日産 スカイライン2000GT-R

半世紀の時を経て　伝説のハコスカGT-R

世界中のスポーツカーファンを魅力する日産「GT-R」シリーズ。現行のR35型はスカイラインから独立した車名となったが、GT-Rといえばスカイラインのグレード名というのが一般的だ。主に2つの世代に分かれ、高い人気を誇るR32~R34までのRB26搭載第2世代GT-R、S20エンジン搭載の初代GT-Rに分かれている。
今回GT-Garageに登場したKPGC10型スカイライン2000GT-Rは初代の後期モデルに該当するGT-Rの元祖と言えるモデルだ。その見た目から「ハコスカGT-R」呼ばれモータースポーツでの活躍もあり現在では伝説のモデルとなっている。
クーペボディのハコスカは総生産台数1197台、当時の新車価格が150万円程と現在価値で1000万弱という高級車であった。メカニズムはレース用エンジンであったGR8型を公道仕様にデチューンしたS20型を搭載。ハイオク仕様で最大出力160PS/7,000rpm 最大トルク18.0kgf·m/5,600rpmをマーク、ステアリングや足廻りなども専用設計され、内装もドライバーファーストの装備満点でピュアなスポーツモデルとして贅沢な仕様となっていた。
今回入庫の車両は走りのパフォーマンス向上のためにレーシーな装備をプラスオン。一度エンジンをかければキャブ車特有の甲高いエキゾーストノートが響き渡る。車齢50年を迎えた車両とは思えないコンディションだ。当店でも過去最高額となる販売価格であるがその価値は十分にある。カーエンスージアストな方は検討に値する1台だ、

◇ＫＰＧＣ１０スカイライン２０００ＧＴ－Ｒ◇Ｓ２０ＤＯＨＣ６気筒◇ＳＯＬＥＸ４４φ◇亀有エアクリ◇４２φスチールデュアルマフラー◇ワタナベエイトスポーク１５ｉｎＡＷフロント７Ｊリア９Ｊ◇ＫＹＢリア８段減衰ショックアブソーバー◇ロールゲージ◇同色社外オーバーフェンダー◇オオモリ油圧計◇Ｄｅｆｉ油温計◇ワタナベエイトスポーク１５ｉｎ８Ｊ・キャブファンネル保管