トヨタ 86GT

統一感溢れるコーディネイト　ONLY ONE ZN6

現代スポーツカーの雄トヨタ「86」H24年のデビューから長きに渡り日本のスポーツカー需要を支える、エポックメイキングな1台だ。豊富なアフターマーケットに支えられたカスタムベースとしての需要や、各地で行われているワンメイクレース、毎年の様に設定された特別仕様車の存在なども見逃せないポイントだ。
2016年7月にはビックマイナーチェンジを行い、エクステリア形状の見直しだけでなく、MTモデルではインマニやエキマニの効率改善によりエンジンスペックも向上し最高出力は従来比で7PSアップとなる207PS、最大トルクは0.7kgf・m向上し21.6kgf・mと着実なパワーアップを果たしている。その後のマイナーチェンジでもボディ剛性強化やサスペンションなどの足周りの改良、ステアリングの支持剛性の強化など、メーカーの手により日々ポテンシャルアップが行われている。
今回入庫の車両は後期モデルのGTグレードだが、その車体には前オーナーセレクトによる豊富なカスタムが施されている。まず目を引くのはエクステリアだが、下記に示す様に装着パーツはブランドが全て異なっている。通常アンバランスになりがちだが、見事なまでの統一感で86のワイド&ローさを引立て、非常に魅力的なルックスを実現している。
インテリアこそ純正に近いものの、機関系はRevolution製のエキゾーストセットやVマウントオイルクーラーなど高価なカスタムが施されている。
これだけのカスタム内容で高年式の86が試乗に出回るケースはまだ少ないだろう、前オーナーの想いを引き継ぐ次のユーザーをこの86は待ち続けている。

◇ZN6◇後期◇クリスタルホワイトパール◇ARISEフロントバンバー◇TRDサイドステップ◇ingsリアバンパー◇rasty gtウイング◇Beatrush アンダーカバー、◇Super Spec　Fスタビリンク◇HKSハイパーマックスⅣ◇Revolution　GTクーリングカーボンボンネット、SSエキゾーストセット、インテークコンプリートキットVマウントオイルクーラー、セミリジッセンターカラー、Rrショートスタビリンク、ダンパー◇SARDリサーブタンク