三菱 ランサーGSRエボリューションⅦ

精悍フェイスのエボⅦ

平成13年にデビューしたランサーエボリューションⅦ。従来のAYCにプラスしてACDを新たに導入し、いわゆる第3世代へとフルモデルチェンジを果たしたモデルだ。型式もCT9Aへと変更された。前モデルであるエボⅣの開発時に様々な先進技術を用いて挫いた経験から開発が慎重になってしまい、エクステリアも大人しめの意匠が採用されたこともありモデルの中では比較的マイナーな存在である。
しかしながらCT型で唯一5MTを採用しており、4G63エンジンとの相性が良いためサーキットユーザーからは評価が高いものがある。その理由はⅧ以降の6MTは燃費効率は良いものの、耐久性とフィーリングに劣り、クロスミッションで無い点から燃費以外のメリットは少ないのが正直な所だ。CP型特有の派手さは薄まったもののトータルバランスに優れる事がエボⅦ最大のセールスポイントだろう。
今回入庫の車両は印象的なDAMDのエアロバンパーを中心にカスタマイズされた1台。エクステリアは程よいローダウンに定番のWORK[CR改]をインストール、メーカー不明ながら迫力あるGTウイングで映えるレーシーな印象だ。ヘッドライトがブラックアウトされた9MR用に変更されていることも大きなセールスポイントだ。メカニカル面のカスタムは最小限だがＲＡＬＬＩＡＲＴ製のパーツを採用するなど各所に拘った通好みなチョイスと言える。走行距離も10万kmで修復歴なしとまだまだこれからのコンディション。正に検討に値する1台と言えるだろう。

◇ＲＡＬＬＩＡＲＴスポーツマフラー・シフトノブ◇ＨＫＳパワーフロー◇ＢＬＩＴＺダンパーＺＺ－Ｒ◇ＷＯＲＫエモーションＣＲｋａｉ１７ｉｎＡＷ◇ＤＡＭＤフロントバンパー◇９ＭＲライト◇汎用ＧＴウィング